ごあいさつ
皆さまからご支持、ご支援をいただいた2011年の福岡県議会議員選挙は、落選に終わりました。
あれから、12年が経とうとしています。
おかがき町の皆さま、私、みすみ善彦は、『ゼロ』からの再出発を決意しました。
31歳のとき、『若さ』という期待票とともに、岡垣町議会議員として町政の壇上に送っていただきました。
その後、皆さまからご指導をいただいた、2期8年間の政治活動を、難しいかじ取りを迫られる『いま』に
活かしたいと考えました。
当時を振り返りますと、初当選後まもなく、遠賀郡4町の合併協議会が発足しました。新人議員だった私は、
毎回傍聴席から合併協議会に参加することで、遠賀郡4町それぞれのまちづくりについて学ぶ機会を得ました。
また、議会改革を有志議員と着手しました。18名だった議員定数を、段階的に現在の13名に削減したこと、『開かれた議会』づくりとして、議会報告会の開催、議会だよりの充実(議案ごとの賛成反対表の新設など)、
議会のライブ中継や執行部の反問権の付与などに取り組みました。
こうした、かなりのエネルギーが求められた新たな取り組みは、合意形成の図り方を身につけることにつながりました。
なぜ、再出発までに12年間かかったのか。
その期間に、結婚し子どもを授かりました。
子育て、我が子の成長を通して、おかがき町のまちづくりに一層、目を向けるようになりました。
一方で、『岡垣町から初の県政へ』と、当時、選挙間近に候補指名をいただいたことは、
おつき合いのある方々、各団体の皆さんに多くの戸惑いを感じさせました。
そのため、『もう一度はない』と、まちの政治に向かうことに区切りをつけていたことはありました。
では、みすみ善彦はこれから何をしたいと考えているのか。
『おかがきを創り、みらいに継ぐ』活動をしたいと考えています。
私には、令和5年に就学する娘がいます。その娘たちの世代が、明るい未来を感じることができる社会に
していかなければならないと考えました。
では、現状はどうでしょうか。明るい材料は決して多くはないと思います。
人口減少、少子高齢化が進むいま、持続可能なあるべきカタチに再構築していくことは、待ったなしの課題
です。しかし、一つひとつの施策の見直しについて、合意形成を図る手続きは、時間を要するものばかりです。
例えば、小学校の再編については、将来的な課題の一つです。
難航する課題を解決していくことが政治の役割とするなら、賛成・反対の意見を踏まえ、または、校区ごとの
地域コミュニティのあり方を充分に議論したうえで、岡垣町に住む私たちが、納得し、共感し、より快適に
住むことができる、あるべきカタチに再構築をしていかなければなりません。
おかがき町の明るく元気な町の姿を求めていき、次世代に継ぐことは私の世代、責任世代のつとめです。
まちの世代ごとの、または、分野ごとの予算配分をただす役割が議会です。
もっとも、行政を運営するにあたり、動かせない予算が多く、財政が硬直化していることは容易に想定できますが、おかがき町が選ばれる、愛され続けるまちになるために活動を進めていきたいと考えます。
『みすみも必要だ』と思っていただける存在になりますので、おかがき町の皆さま、改めてご指導を
いただけますよう、よろしくお願いいたします。
三角 善彦